徒然草212|秋の月は限りなくめでたきものなり。いつとても、「月はかくこそあれ」とて・・
真の古典の魅力は、作者が紡いだ原文の中にこそ息づいています。「古文で読みたい徒然草シリーズ」で、現代語と古文を併読することで、古の言葉が今なお放つ光を確かめてください。
💭ポイント
秋の月の格別な美しさを理解できない人は、情趣を解さない残念な人である、という筆者の主張が述べられています。
🌙現代語対訳
秋の月というものは、この上なく素晴らしいものです。
秋の月は限りなくめでたきものなり。
いつでも、「月はいつもこんなものだろう」と思い、
いつとても、「月はかくこそあれ」とて、
特別に感じ分けることができない人は、
思ひ分かざらん人は、
まったく残念な人と言えるでしょう。
無下に心憂かるべきことなり。
📚古文全文
秋の月は限りなくめでたきものなり。
いつとても、「月はかくこそあれ」とて、思ひ分かざらん人は、無下に心憂かるべきことなり。