真の古典の魅力は、作者が紡いだ原文の中にこそ息づいています。「古文で読みたい徒然草シリーズ」で、現代語と古文を併読することで、古の言葉が今なお放つ光を確かめてください。
💭ポイント
旧暦八月十五日と九月十三日は、空が清く澄むという婁宿(二十八星宿のひとつ)にあたるため、月を鑑賞するのに良い夜とされています。

🌙現代語対訳
旧暦8月15日と9月13日は、婁宿(ろうしゅく)にあたります。
八月十五日・九月十三日は婁宿なり。
この宿は、空が清く澄み渡るため、月を鑑賞するのに良い夜とされています。
この宿、清明なるゆゑに、月をもてあそぶに良夜とす。
📚古文全文
八月十五日・九月十三日は婁宿なり。この宿、清明なるゆゑに、月をもてあそぶに良夜とす。