古文で読みたい

古典を読みたい人が、古典にアクセスするための本です

徒然草239|八月十五日・九月十三日は婁宿なり。この宿、清明なるゆゑに・・・

真の古典の魅力は、作者が紡いだ原文の中にこそ息づいています。「古文で読みたい徒然草シリーズ」で、現代語と古文を併読することで、古の言葉が今なお放つ光を確かめてください。

💭ポイント

旧暦八月十五日と九月十三日は、空が清く澄むという婁宿(二十八星宿のひとつ)にあたるため、月を鑑賞するのに良い夜とされています。

徒然草絵抄』(小泉吉永所蔵) 出典: 国書データベース

🌙現代語対訳

旧暦8月15日と9月13日は、婁宿(ろうしゅく)にあたります。

はちぐわつじふにちぐわつじふさんにち婁宿ろうしゆくなり。

この宿は、空が清く澄み渡るため、月を鑑賞するのに良い夜とされています。

この宿しゆく清明せいめいなるゆゑに、つきをもてあそぶに良夜りやうやとす。

📚古文全文

はちぐわつじふにちぐわつじふさんにち婁宿ろうしゆくなり。この宿しゆく清明せいめいなるゆゑに、つきをもてあそぶに良夜りやうやとす。