古文で読みたい

古典を読みたい人が、古典にアクセスするための本です

徒然草201|退凡・下乗の卒都婆、外なるは下乗、内なるは退凡なり

真の古典の魅力は、作者が紡いだ原文の中にこそ息づいています。「古文で読みたい徒然草シリーズ」で、現代語と古文を併読することで、古の言葉が今なお放つ光を確かめてください。

💭ポイント

「退凡」と「下乗」という二つの立て札の位置関係を説明しています。外側が乗り物から降りることを促す「下乗」、内側が俗心を捨てる「退凡」です。

仏教の聖地でインドにある霊鷲山(りゅうじゅせん)に倣って、卒塔婆が立てられているということと思われます。

徒然草絵抄』(小泉吉永所蔵) 出典: 国書データベース

🌙現代語対訳

退凡と下乗と書かれた卒都婆(そとば、立て札)は、

退凡たいぼん下乗げじょう卒都婆そとば

外側にあるのが下乗(げじょう、乗馬を禁ずる)、

そとなるは下乗げじょう

内側にあるのが退凡(たいぼん、凡人を退ける)です。

うちなるは退凡たいぼんなり。

📚古文全文

退凡たいぼん下乗げじょう卒都婆そとばそとなるは下乗げじょううちなるは退凡たいぼんなり。