古文で読みたい

古典を読みたい人が、古典にアクセスするための本です

徒然草197|諸寺の僧のみにもあらず、定額の女嬬といふこと、延喜式に見えたり・・・

真の古典の魅力は、作者が紡いだ原文の中にこそ息づいています。「古文で読みたい徒然草シリーズ」で、現代語と古文を併読することで、古の言葉が今なお放つ光を確かめてください。

💭ポイント

「定額」とは僧侶に限らず、定員の定められた役人の通称であることを『延喜式』を例に解説している。

徒然草絵抄』(小泉吉永所蔵) 出典: 国書データベース

🌙現代語対訳

多くのお寺の僧侶だけを指すものではなく、

諸寺しよじそうのみにもあらず、

定額の女嬬(女官)という言葉が、延喜式という法律にも見られます。

定額ぢやうがく女嬬によじゆといふこと、延喜式えんぎしきえたり。

つまり「定額」とは、総じて定員が決められている役人の

すべてかずさだまりたる公人くにん

共通の呼び名なのです。

通号つうがうにこそ。

📚古文全文

諸寺しよじそうのみにもあらず、定額ぢやうがく女嬬によじゆといふこと、延喜式えんぎしきえたり。すべてかずさだまりたる公人くにん通号つうがうにこそ。