古文で読みたい

古典を読みたい人が、古典にアクセスするための本です

徒然草183|人突く牛をば角を切り、人食ふ馬をば耳を切りて、その印とす。・・・

真の古典の魅力は、作者が紡いだ原文の中にこそ息づいています。「古文で読みたい徒然草シリーズ」で、現代語と古文を併読することで、古の言葉が今なお放つ光を確かめてください。

💭ポイント

人を害する牛馬には印を付け、管理を怠れば主人の罪となる。特に人を噛む犬は飼ってはならず、これらは国の法律で定められている。

徒然草絵抄』(小泉吉永所蔵) 出典: 国書データベース

🌙現代語対訳

人を突く牛は角を切り、

ひとうしをばつのり、

人を噛む馬は耳を切って、

ひとうまをばみみりて、

目印にします。

そのしるしとす。

目印を付けずにいて、人に怪我をさせた場合は、

しるしけずして、ひとをやぶらせぬるは、

持ち主の罪となります。

ぬしとがなり。

人を噛む犬は、飼い続けてはなりません。

ひといぬをば、やしなふべからず。

これらは、すべて罪となります。

これ、みなとがあり。

刑法で禁じられています。

りついましめなり。

📚古文全文

ひとうしをばつのり、ひとうまをばみみりて、そのしるしとす。しるしけずして、ひとをやぶらせぬるは、ぬしとがなり。ひといぬをば、やしなふべからず。これ、みなとがあり。りついましめなり。