古文で読みたい

古典を読みたい人が、古典にアクセスするための本です

徒然草165|吾妻の人の、都の人に交はり、都の人の、吾妻に行きて身を立て・・・

真の古典の魅力は、作者が紡いだ原文の中にこそ息づいています。「古文で読みたい徒然草シリーズ」で、現代語と古文を併読することで、古の言葉が今なお放つ光を確かめてください。

💭ポイント

東国の人が都の人と交わる姿や、僧が寺を離れる姿は、本来の場所を離れており、みっともないと断じている。

🌙現代語対訳

関東の人が、京都の人の中に入り込んだり、

吾妻あづまひとの、みやこひとまじはり、

京都の人が、関東へ行って出世したり、

みやこひとの、吾妻あづまきてて、

また本山や寺院を離れてしまった顕教密教の僧は、

また本寺ほんじ本山ほんざんはなれぬる顕密けんみつそう

すべて、自分の本来のあり方から離れて、

すべて、わがぞくにあらずして、

人と交わる様子は、見ていて苦しいものである。

ひとまじはれる、見苦みぐるし。

📚古文全文

吾妻あづまひとの、みやこひとまじはり、みやこひとの、吾妻あづまきてて、また本寺ほんじ本山ほんざんはなれぬる顕密けんみつそう、すべて、わがぞくにあらずして、ひとまじはれる、見苦みぐるし。