古文で読みたい

古典を読みたい人が、古典にアクセスするための本です

徒然草161|花の盛りは、冬至より百五十日とも、時正の後・・・

真の古典の魅力は、作者が紡いだ原文の中にこそ息づいています。「古文で読みたい徒然草シリーズ」で、現代語と古文を併読することで、古の言葉が今なお放つ光を確かめてください。

💭ポイント

桜が満開になる時期について、諸説あるが、「立春から75日後」が最も正確であると述べている。旧暦では季節を正確にとらえられないので、冬至春分が重要だということです。

  • 満開日4月5日~4月10日ごろ(2025年京都地方、新暦
  • 冬至12月22日頃+150日⇒5月20日
  • 春分3月20日頃+7日⇒3月27日頃
  • 立春2月4日頃+75日⇒4月20日ごろ

🌙現代語対訳

桜の満開は、

はなさかりは、

冬至から150日後とか、

冬至とうじより百五十日ひゃくごじふにちとも、

春分の後、7日とか言われますが、

時正じしやうのち七日なぬかともへど、

立春から75日後が、

立春りっしゅんより七十五日ななじふごにち

だいたい間違いありません。

おほやうたがはず。

📚古文全文

はなさかりは、冬至とうじより百五十日ひゃくごじふにちとも、時正じしやうのち七日なぬかともへど、立春りっしゅんより七十五日ななじふごにち、おほやうたがはず。