徒然草126|博奕の負け極まりて、残りなく打ち入れんとせんにあひては・・・
真の古典の魅力は、作者が紡いだ原文の中にこそ息づいています。「古文で読みたい徒然草シリーズ」で、現代語と古文を併読することで、古の言葉が今なお放つ光を確かめてください。
💭ポイント
賭け事で全財産を賭けたくなるほど負けが込んだ時こそ、実は勝ちに転じる潮目である。その好機を見極めるのが真の上手だという。
🌙現代語対訳
賭け事で負けが込んで、
博奕の負け極まりて、
全てを賭けるほど追い込まれた時は、賭けてはいけない。
残りなく打ち入れんとせんにあひては、打つべからず。
形勢が逆転し、勝ちが続く時が来るとことを知るべきだ。
たち返り、続きて勝つべき時の至れると知るべし。
その時を見極めるのが、上手な賭け事というものなのだ」と、ある人が言っていました。
その時を知るを、良き博奕といふなり」と、ある者申しき。
📚古文全文
博奕の負け極まりて、残りなく打ち入れんとせんにあひては、打つべからず。たち返り、続きて勝つべき時の至れると知るべし。その時を知るを、良き博奕といふなり」と、ある者申しき。