古文で読みたい

古典を読みたい人が、古典にアクセスするための本です

徒然草065|このごろの冠は、昔よりははるかに高くなりたるなり・・・

真の古典の魅力は、作者が紡いだ原文の中にこそ息づいています。「古文で読みたい徒然草シリーズ」で、現代語と古文を併読することで、古の言葉が今なお放つ光を確かめてください。

ポイント

最近の冠は背が高くなったため、昔の冠の箱は布を継ぎ足して使っているということ。

本朝之冠 『和漢三才図会』(1712年)

🌙現代語対訳

最近の冠は、

いまごろのかんむりは、

昔のものよりも、ずっと背が高くなっています。

むかしよりははるかにたかくなりたるなり。

古い時代の冠を入れる桶を持っている人は、

古代こだいかんおけちたるひとは、

布を継ぎ足して、今も使っているということです。

はたをぎて、いまもちゐるなり。

📚古文全文

このごろのかんむりは、むかしよりははるかにたかくなりたるなり。古代こだいかんおけちたるひとは、はたをぎて、いまもちゐるなり。