真の古典の魅力は、作者が紡いだ原文の中にこそ息づいています。「古文で読みたい徒然草シリーズ」で、現代語と古文を併読することで、古の言葉が今なお放つ光を確かめてください。
💭ポイント
何度も強盗のあったので強盗法印と呼ばれるお坊さんがいた。
🌙現代語対訳
京都の柳原のあたりに、「強盗法印」というあだ名のお坊さんがいました。
柳原の辺に、強盗法印と号する僧ありけり。
何度も強盗に入られたことが理由で、
たびたび強盗にあひたるゆゑに、
この名が付けられたということです。
この名を付けにけるとぞ。
📚古文全文
柳原の辺に、強盗法印と号する僧ありけり。
たびたび強盗にあひたるゆゑに、この名を付けにけるとぞ。