古文で読みたい

古典を読みたい人が、古典にアクセスするための本です

徒然草046|柳原の辺に、強盗法印と号する僧ありけり・・・

 

真の古典の魅力は、作者が紡いだ原文の中にこそ息づいています。「古文で読みたい徒然草シリーズ」で、現代語と古文を併読することで、古の言葉が今なお放つ光を確かめてください。

💭ポイント

何度も強盗のあったので強盗法印と呼ばれるお坊さんがいた。

🌙現代語対訳

京都の柳原のあたりに、「強盗法印」というあだ名のお坊さんがいました。

柳原やなぎわらあたりに、強盗ごうとう法印ほういんごうするそうありけり。

何度も強盗に入られたことが理由で、

たびたび強盗ごうとうにあひたるゆゑに、

この名が付けられたということです。

このけにけるとぞ。

📚古文全文

柳原やなぎわらあたりに、強盗ごうとう法印ほういんごうするそうありけり。
たびたび強盗ごうとうにあひたるゆゑに、このけにけるとぞ。