古文で読みたい

古典を読みたい人が、古典にアクセスするための本です

徒然草020|なにがしとかやいひし世捨人の、・・・

真の古典の魅力は、作者が紡いだ原文の中にこそ息づいています。「古文で読みたい徒然草シリーズ」で、現代語と古文を併読することで、古の言葉が今なお放つ光を確かめてください。

💭ポイント

この世のしがらみを全て捨てた世捨て人が、唯一名残惜しいのは空(空の美しさ)だけだと言った。本当にその通りだと深く共感するとか言ってみたという感じ。

🌙現代語対訳

誰であったか、ある世捨て人が言った、

なにがしとかやひし世捨人よすてびとの、

「この世の煩わしいものを持たない身には、

「こののほだしたらぬに、

ただ空との別れだけが名残惜しい」と言ったことは、

ただそら名残なごりのみぞしき」とひしこそ、

本当にその通りだと、深く共感できるものでした。

まことにさもおぼえぬべけれ。

📚古文全文

なにがしとかやひし世捨人よすてびとの、「こののほだしたらぬに、ただそら名残なごりのみぞしき」とひしこそ、まことにさもおぼえぬべけれ。