真の古典の魅力は、作者が紡いだ原文の中にこそ息づいています。「古文で読みたい徒然草シリーズ」で、現代語と古文を併読することで、古の言葉が今なお放つ光を確かめてください。
💭ポイント
この世のしがらみを全て捨てた世捨て人が、唯一名残惜しいのは空(空の美しさ)だけだと言った。本当にその通りだと深く共感するとか言ってみたという感じ。
🌙現代語対訳
誰であったか、ある世捨て人が言った、
なにがしとかや言ひし世捨人の、
「この世の煩わしいものを持たない身には、
「この世のほだし持たらぬ身に、
ただ空との別れだけが名残惜しい」と言ったことは、
ただ空の名残のみぞ惜しき」と言ひしこそ、
本当にその通りだと、深く共感できるものでした。
まことにさも思えぬべけれ。
📚古文全文
なにがしとかや言ひし世捨人の、「この世のほだし持たらぬ身に、ただ空の名残のみぞ惜しき」と言ひしこそ、まことにさも思えぬべけれ。